往事茫々 昔のことぞしのばるる・・・

古希ちかくなった暇なオジさんが、あれこれと折にふれて思い出したことや地元の歴史などを書き留めていきます

柏原の厄神さん

 例年行っているのは、宗佐の厄神さん(加古川市八幡町)なんですが、今年は18日、19日と夫婦それぞれに予定があり、厄除け大祭が一日早く行われる丹波市柏原(かいばら)町の八幡神社へ、初めて参詣しました。北に向かって27キロ、1時間弱のドライブです。

 めざす柏原八幡宮http://www.kaibarahachiman.jp)は町はずれの入船山の上にあります。

 日曜日の昼過ぎとあって、参道は写真のように大混雑。石畳の階段を一段進んでは止まり、また一段進んでは止まりの繰り返し。境内に到着するまで40分ぐらいかかったでしょうか。長蛇の列というのはこのこと!

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 本殿の裏手には三重塔が建っています。神社に塔があるのは極めて珍しく、全国で18例とか。その昔「神仏習合」と習った記憶があります。(三重塔の下ではノンアルコールの甘酒のふるまいが行われていました。)

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    街を散策して、臨時駐車場に戻る手前にあったのが、「たんば黎明館(れいめいかん)」(http://www.reimeikan.org)。明治18年(1885)に氷上第一高等小学校の校舎として建築され、現存する明治初期の学校建築としては全国でも五指に入るほど貴重なものだそうです。

 明治30年に県下四番目の県立柏原中学校が創設されたことは、当ブログ「6教科目あれこれ」でもふれましたが、古くは柏原藩織田家二万石の陣屋が置かれた当地が氷上郡の中心地で、教育にも大変熱心な土地柄であったことをうかがわせます。

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