往事茫々 思い出すままに・・・

古希ちかくなった暇なオジさんが、あれこれと折にふれて思い出したことを書き留めていきます

奇習「彼岸乞食」のこと

彼岸乞食 (社町山国部落の奇習)村内十三歳以下の男子十数人一組となり、(春の彼岸)中日の日未明より各方面に立ち分かれ、袋或いは風呂敷等を携えて各戸を叩き「彼岸々々」と呼び歩き、金銭、米或いは野菜乾物等を強制的に貰い受け、最後に一ヶ所或いは二…

映画の想い出 ー小学校時代ー

昭和37年(1962)から昭和42年(1967)の小学校時代、まだ体育館がなかった(6年時に完成?)ために、全校朝礼は運動場で、音楽会や映画鑑賞などの文化的行事は、昭和11年(1936)に建てられた校舎2階の講堂で行われていたように記憶しています。 今となって…

中学生の頃憧れた職業は・・・

先日、家人が押し入れから私の中学の卒業アルバムを探し出してきました。昭和46年(1971)ですから、53年前のものです。もちろん白黒。たしか3年後の高校のアルバムも同じく白黒でした。4クラス140数名は、地元小学校からそのまま同じ中学へ進んだので、転校…

50年前の今頃は・・・

ちょうど50年前といえば、昭和49年(1974)2月のことで、高校3年の3学期も自宅学習期間に入っていました。既に1月から自主的に(?)自宅学習に入っていた級友もいましたが、私は登校も生活のリズムを維持するには良いかと学校に行っていたように思いま…

新型コロナに感染(;。;) 

「コロナ第10波に入った」の声…インフルと同時流行 https://news.yahoo.co.jp/articles/5319417807bce96bd1a185f3485534248ce8b4e8 「あ、今年も花粉症が来たか!」と思った先週金曜日の朝。 その後、軽い頭痛、肩こり、日曜夜には喉痛で目が覚めるといっ…

母校の校舎・キャンパス今昔 統廃合や移転を経て

地方では、過疎化・少子化などの進行から小中学校の統廃合が珍しくありません。私の住む市の周辺でも、そうした統廃合のプランのない市町はないと言って良いでしょう。 大学でも定員を大きく割り込むのが常態化していて、「廃学」にならないのが不思議なぐら…

相撲嫌いの訳は・・・

今泉諏訪神社子ども奉納相撲 写真はイメージです 大相撲の初場所が始まっています。元々、スポーツには縁のない人間で、テレビ観戦もプロ野球(オリックス)ぐらいで、サッカー、ゴルフなどよくテレビ中継があるのはもちろん知ってはいますが、まずルールを…

今日は「成人の日」ですが・・・

2024/1/8 Yahooニュースより 今朝は播磨内陸部の温暖な当地でも、外に停めている乗用車の屋根に、この冬初めてうっすらと白いものが見られました。 その昔、「成人の日」と言えば1月15日でしたが、いつ頃からか第2月曜になりました。調べるとWikipedia では2…

「社小学校運動唱歌」を発見!

数年来、昔からの書類、冊子、領収書、パンフレット等々が乱雑に放置されている老父(認知症が主因で要介護3(;。;))の座り机周辺を、年末から気が向いたら片付けていると、時々捨てるには惜しいものがあります。今日たまたま見つけたのは、今から10年ほど…

中山義秀『厚物咲』に描かれた「心身を病んだ明治の苦学生」から・・・・

中山義秀(ぎしゅう)の短編小説。『文学界』1938年(昭和13)4月号に掲載、同年9月、小山書店刊の同名の短編集に収録。吝嗇(りんしょく)で守銭奴である片野老人は、片意地に生きたすえ、陋屋(ろうおく)に縊(くび)れ死ぬが、その足下には片意地の咲かせたみご…

タイトル変更です😣

元のブログ「坊っちゃんに見る明治の中学校あれこれ」の記事を、2020年12月から3年と一月更新できておりません。(記事を元にした同タイトルの本を電子書籍、PODの本、ともにアマゾンで販売しております(^0^)) 元のブログに興味を持っていただいた方には…

紙の本も出ました😁

AmazonKindleで!

第2作をまずは電子書籍として出版しました😁 まもなく、紙の本もAmazonで販売します‼️ 乞うご期待🙏

電子書籍版も装いを新たに‼️

Amazonで7月1日から販売します🎵

これまでは電子書籍でしたが、やはり紙の本も❗️ということで、POD(注文印刷)の形をとっています。

Amazonから振込が!

年初からAmazon Kindleで販売していた拙著ですが、本日、売り上げ(ロイヤリティ)が入金されていました🎵 この調子では、元をとるためには、あと15年ぐらいはかかるかな😊

『坊っちゃん』に見る~ amazonのkindleで

電子書籍として、amazonでも販売中です。 地味でオタッキーな本なので、思い切り安い価格設定をしました(笑)

本になりました🎵

B6版で225ページ。勿論、私家版(自費出版)です。 今日が仕事納めという日に、印刷会社から納品してもらいました。

コラム26 「進学競争⑤」

■ 地方の中学校の進学対策 これまでに取り上げた『受験生の手記』の久野健吉や和辻哲郎(現役生)の例などは、短期間でも東京の予備校に通うことの出来た、いわば恵まれた境遇にある受験生でした。 そうした機会に恵まれない地方の浪人生には、中学校に補習…

コラム25 「進学競争④」

■『受験生の手記』に見られる受験競争をめぐる諸相(つづき) ○予備校通いと参考書 コラム23の最後に取り上げたことですが、3月に中学校を卒業した受験生は上京して、7月の入試まで予備校に通うということがよくありました。主人公の健吉もその一人です…

コラム24  「進学競争③」

■ 小説に描かれた受験地獄 大正七年(1918)に発表された久米正雄『受験生の手記』(短編集『学生時代』所収)は、高等学校の入試制度が共通試験になる以前の明治30年代が背景となっています。 主人公の久野健吉は東北地方の中学を卒業後、一高の受験…

コラム23  「進学競争②」

■ 中学校卒業者の進路先 中学校を卒業した人たちはどんな進路を選んだのでしょうか。 上の表から、明治末にかけての10年間の推移を見ていくと、いくつか気がつくことがあります。 ○高等学校へ「進学できた人」の比率が大きく減りました。 ○教員(小学校の代…

趣味あれこれ 「瀧川鯉昇独演会」

先日、お得なキップの記事で取り上げましたが、福井県坂井市にある「道の駅さかい」付設のホールで催された見出しの落語会に行ってきました。 120名のところを急遽40席増やして、満員御礼という入りでした。 (開演30分前) 開口一番、いつもの軽妙なマクラ…

コラム22   「進学競争①」

明治の30年代から中学校の増設が進み、明治34年(1901)に全国の中学校卒業者数9,444人であったものが、10年後の明治44年(1911)には、17,561人と1.86倍に増加しました。戦前期最大の増加率であったと言われています。 それに対する受…

コラム21  「明治のトンデモ校則③」

その3「級長の任務」 現在の中学校や高校では、各クラスに学級委員長・副委員長がいます。「学級委員」、「クラス委員」、「ホームルーム委員」などと呼んでいる学校もあります。普通はクラス全員の選挙で選ばれています。 その昔は、「学級委員長」ではな…

起勢里(こせのさと)ウォーク

天気がいいのと、特に用事がないのと、運動不足解消ということで、車で10分ほどのところにある平池公園へ。 寒い間はご無沙汰してましたが、暖かくなって再開。今週は今日で二回目です。 いつもは公園の周回ルートを外れて、農道に出ます。我が家の田んぼと…

コラム20  「明治のトンデモ校則②」

その2「小説読むべからず!」 明治四十二年(1909)の『東京府立第四中学校一覧』の「生徒ニ関スル諸規定」には「稗史小説等の書を読むべからず」の一項があります。(下の画像) (註)「稗史」(はいし)・・・昔、中国で稗官が民間から集めて記録した小説 …

シニア向けのちょっとお得なキップ❗️

月末に福井で催される瀧川鯉昇さんの落語会へ、どうやって行こうかなと考えていました。 ちょうど春の「青春18きっぷ」の期間ですが、4月10日までに5回分使いきる予定が立ちません。そこで、2回、3回というバラ売りも探しましたが、なかなかいいのがあり…

コラム19  「明治のトンデモ校則①」

「弁当の立ち食い」 ここ数年、教育界でも「ブラック」という言葉をよく聞くようになりました。例えば、教師の長時間労働、 長時間の厳しい練習で教師や生徒を追い詰めるブラック部活、そして「ブラック校則」。 いわば当然のことなのでしょうが、明治時代は…

コラム18   「中学校の外国人教師③」

■ 外国人教師の実態 前回取り上げたYMCAルートで来日した外国人教師は、どんな人たちだったのでしょうか。 出身国としてはアメリカがほとんどを占め、イギリスやカナダは少数でした。 年齢は当初20代よりも30代が多かったのですが、次第に20代がほ…