往事茫々 昔のことぞしのばるる・・・

古希ちかくなった暇なオジさんが、あれこれと折にふれて思い出したことや地元の歴史などを書き留めていきます

映画の想い出 ー小学校時代ー

昭和37年(1962)から昭和42年(1967)の小学校時代、まだ体育館がなかった(6年時に完成?)ために、全校朝礼は運動場で、音楽会や映画鑑賞などの文化的行事は、昭和11年(1936)に建てられた校舎2階の講堂で行われていたように記憶しています。

今となっては、どんな作品を観たのか全く思い出せないのですが、映画が終わって会場に照明が点くと、涙ぐんでいて恥ずかしかったことを覚えていますから、例えば、山本有三路傍の石(昭和39年、東映)のような感動的な作品だったのでしょう。

1964年 東映映画

市街地の外れには、元牛市場の跡に粗末な映画館があり、そこでは祖母だかに連れられて三島由紀夫潮騒(何度も映画化されていますが、1964年日活作品)を観たかすかな記憶があります。
 田舎の小さな町にも映画館があった時代の話ですが、時代はテレビ(それも白黒からカラーへ)へと移り変わっていましたから、ここもまもなく閉じたのではないでしょうか。
昔あった映画館のデータベースを見ても、掲載されていないようなレベルの映画館でした。

1964年 日活映画

それともう一つは、夏に村のお宮の境内での映画鑑賞でした。これはまだまだ娯楽の少ない時代の盆踊りなどと並ぶ納涼行事のひとつだったのでしょうか。
現代のようなお金のかかる花火大会などは考えられませんでした。
白いシーツを貼ったようなスクリーンの前で、もちろん椅子などなく、私たち子どもたちは体育すわりだったでしょうか・・・・
こちらも映画の内容ではなく、夜店のカーバイドランプ(アセチレンランプの匂いが強烈に印象的に残っています。

「郷愁をそそる匂い」とでも言うのでしょうか!

新・サンデーKUぼちぼち絵日記より http://stagecoach1939.dreamlog.jp/archives/50711861.html

小学生時代の映画に関しては、いずれも曖昧なままですが、とにかく鑑賞後に泣いてたのを周囲に知られるのが嫌でしたね(笑)

 

これまでに観た映画の本数については、極めて少ない方なのですが、もちろん数十年経過しても忘れられない作品はあります。そのことについては、いずれ改めてということにします。